『インターネット的』糸井重里
15年前に書かれた新書の文庫版。
前半はインターネットから生まれるコミュニティの概説、後半はそのコミュニティにまつわる方法論を説いている。
当然大半は既知情報だったものの、
前半部分のアイディアを出し切る話・毛にまつわる話を特に興味深く読んだ。
作品化される紙メディアに憧れる自分は当然(?)インターネットの軽さが苦手なのである。より軽く、よりフラットに。その上で魂が揺さぶられるものを掘っていかなければ。
紹介されていた『情報の文明学』(梅棹忠夫・著)も面白そう。